タグ取付位置ガイドライン

JANタグ標準化の考え方

JANタグ・・・ 製品の販売元がJANシンボルを印刷したタグをJANタグといいます。
販売店頭のPOSでJANコードを読み取ることにより、販売価格や品番などの付帯情報を表示させる機能も果たしています。
JANタグは従来から製品に取り付けられているブランドタグを利用するのが一般的です。

ブランドタグは大きさ・形状・デザイン等により、ブランドやアイテムの差別化を表現する効果がある反面、 サイズレイアウトの不統一により生産コストの増加につながっています。
そこで、JANタグを有効かつ能率的に運用する為に各メーカーに依存されているタグの大きさ・レイアウト についてルールが必要でありガイドラインを設定しております。

JAN標準仕様

多種のブランドタグを収集分析をした結果やJISサイズとの整合性の観点から6種類のサイズに絞り込みました。

JAN標準仕様

角R対応(つける場合)

角R対応(つける場合)

表示項目とレイアウト

JANタグ上のレイアウトについて、次の通り規定しています。
レイアウト記載項目 ( )内は桁数

表示項目とレイアウト 補足

自社管理用のバーコードを商品に表示する場合、JANシンボルとの混用を避ける為に次の条件が必要です。

  1. (1)JAN以外のバーコードシンボルを使用すること。
    例)IFT, コード39等注意事項
  2. (2)JANタグ以外のタグに表示すること。

文献

ソースマーキング・標準値札ガイド(第2版)
財団法人 流通システム開発センター
協力 日本百貨店協会・日本チェーンストア協会
平成8年7月発刊 ¥3,000

JAN取り付け位置ガイドライン

JANの取り付けについての規定は特にありませんが、効率的活用を促進する為に原則条件を示します。 また、取り付け方法は取扱者や顧客が怪我や事故に遭わないよう配慮する必要があります。

  1. (1)見やすく、スキャンしやすい位置にとりつけること。
  2. (2)取扱者や顧客が怪我や事故に遭わないよう配慮した位置とすること。
  3. (3)商品のデザイン、機能をそこなわない位置を考慮すること。
  4. (4)物流面、また店頭でのスキャンニングの双方を考慮すること。
  5. (5)取り付けたJANタグが外的損傷を受けないよう配慮した位置とすること。
  6. (6)小売販売最小ロットが処理できるように配慮した位置とすること。
  7. (7)形状、大きさ等の制限により取り付けが難しい場合は別管理とします。

箱の場合

高さが十分にある箱は前面(フェース)部分
高さがあまりない箱は上面を原則とし、下面も可とする。

箱の場合

袋の場合

商品が袋の外からも見える場合は商品に直接取り付ける
商品が袋の外から見えない場合は袋面に貼付

袋の場合

ハダカ商品の場合

特に規定は定めないものとする。ただし、ガイドラインとして示します。

ウエアー

(1) 商品の前身ごろ上部(ファスナー・ボタン等)
(2) 衿の中央部(クロスネーム等)
(3) 左肩(婦人水着・タンクトップ・レオタード等)
(4) 左腰(ベルト留等)
(5) 左腰付近
(6) 腰の中央部(スピンドル・ファスナー等)

※上位順に優先順位とする

グッズ

外から見て分かりやすい位置であること。